トラちゃんを可愛がるようになってから、あらためて駐車場を眺めてみると、やはり想像よりも猫の数は多いようだった。
まずはトラちゃんと仲良しの黒猫、流れてきたチャトラ、毎回のように出くわすこの3匹以外にも、いろいろな猫が駐車場を行き交っていた。
ただ、どの猫も警戒心が強いせいか近寄ってくることはなく、僕と妻がご飯をあげようとしても逃げてしまうのだった。
少し離れたところからおやつ用カリカリを置いても、食べに戻ってくることはなく、その都度回収してトラちゃんにあげることになってしまう。
しばらくこのようなことを続けていると、おおよそ猫の違いも見分けがつくようになり、ようやく駐車場に住みついている猫の数が6~7匹ということが分かった。
何とはなしに野良猫に関わり始めたものの、やはり人懐こいのはトラちゃんだけ、というよりトラちゃんが例外的に警戒心が無いだけだと実感するのだった。
しばらくは根気強く他の猫たちにもご飯をあげたいと頑張ったが、どうしても他の猫たちが近寄ってきてくれることはなかった。
そのため、しばらくはトラちゃん、黒猫、チャトラの3匹にご飯をあげる生活が続くことになる。
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