猫の生態

去勢・不妊手術で猫の性格が変わる?(その1)

猫は不妊・去勢手術をすると性格が変わると言われている。

一般的に広く知られているのは、トイレが匂わなくなる、行動範囲が狭まる、うるさい鳴き声が収まる、などなど…

そんな中でも自分が興味深く感じたのは、猫の性格が子猫のようになる、というもの。

いわゆる「子猫還り」で、成猫でも子猫のような性格に戻ってしまうらしい。

しかし、果たして本当に不妊・去勢手術した猫は、子猫還りするのだろうか?

まず、子猫還りの特徴だが、人懐こくなるという点が挙げられる。

例えば、今まで全く触れなかった猫が、不妊・去勢手術をきっかけに懐いてくれるという感じ。

要するに子猫の性格に戻ったおかげで、人間への恐怖感が薄れるらしい。

しかし、トラちゃんとクロちゃんは元から人懐こい性格だったので、子猫還りしたのかどうかは分からなかった。

今まで通りにスリスリ、ゴロゴロの人懐こさなので、別に不妊・去勢手術が何か影響を与えたとは思えない。

次に、行動範囲が狭まるというのも、トラちゃんとクロちゃんには当てはまらない気がする。

トラちゃんは元々行動範囲が広い子ではなかったし、クロちゃんは相変わらず広い駐車場を縄張りとして見回りしていた。

つまり、2匹とも不妊・去勢手術をしたことが、特に行動範囲に影響を及ぼしたとは思えなかったのである。

不妊・去勢手術が猫に与える影響は様々でメリット・デメリット双方あるが、トラちゃんとクロちゃんに限って言えば、一般的に言われているほど明確なものはなかったのだった。

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